Command Manual
W55RP20-S2E ATコマンド概要
W55RP20-S2Eは、製品の設定および制御のために様々なコマンドを提供します。各コマンドは2バイトのアルファベット文字列で構成され、すべて大文字です。これらのコマンドを使用することで、ユーザーはシリアルデバイスまたはメインMCUにスクリプトを追加して製品の設定を行ったり、ネットワーク経由でW55RP20-S2Eモジュールを制御するプログラムを作成したりできます。
各コマンドはパラメータによって読取り/書込みの操作が可能で、読取り専用コマンドも存在します。
コマンドの入力およびシリアルポートデバイスのコマンドモードへの切替は、データUARTポートを使用して行います。Debug UARTポートではコマンドの入力や操作はサポートされていません。
シリアルおよびEthernetネットワーク経由でコマンドによる製品設定時には同一の2バイト文字列を使用しますが、送信フレーム形式に違いがあります。本書では、すべてのコマンドの説明と各送信方法およびそのフレーム形式について案内します。
異なるコマンドモードは以下の通りです。
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WIZnetが提供する設定ツールは、W55RP20-S2Eを制御するために同一のコマンドセットを使用します。
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例えば、MACアドレスを確認するMCコマンドや、Firmwareを確認するVRコマンドは同一です。
略語
略語 | 説明 |
---|---|
CR | キャリッジリターン、カーソルを行頭(開始位置)に移動('\r', 0x0D) |
LF | ラインフィード、カーソルを下の新しい行に移動('\n', 0x0A) |
N | コマンド数 |
RW | 読取り / 書込み |
RO | 読取り専用 |
WO | 書込み専用 |